戦後mT管トランスレススーパーラジオその1


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戦後(昭和30年〜昭和40年頃)のmT管トランスレススーパーラジオです。
ラジオはやがて1家に1台の時代から、1人に1台の時代へ。トランスを省略して、小型に安価になりました。マジックアイも省略され、初期は木製のキャビネットでしたが、その後はプラスチックの小型キャビネットで、スピーカーも10cm程度の小型の物になりました。最新の物は、セレン整流器による整流が行われ、FM放送も受信できる3バンド6球スーパーが登場しました。その頃はトランジスターラジオも実用化されましたが、まだまだ高価だった様です。

★ 修復真空管ラジオ紹介

  1.東京芝浦電気(TOSHIBA)「かなりやFS、5UL−548」

  4.松下電器産業(NATIONAL)「EA−580」 (寄贈品)

  15.早川電機工業(SHARP)「6N−178」その1

  21.春日無線工業(TRIO)「形式不明」

  22.三洋電機(SANYO)「FM−300」 (修理依頼品)

   → 修復内容詳細

  23.東京芝浦電気(TOSHIBA)「6FM−20」 (修理依頼品)

   → 修復内容詳細

  27.松下電器産業(NATIONAL)「DX−490」その1 (修理依頼品)

   → 修復内容詳細

  33.東京芝浦電気(TOSHIBA)「かなりやZS、5UL−534」

   このラジオの音

  47.松下電器産業(NATIONAL)「EA−370」 (修理依頼品)

   → 修復内容詳細

  51.東京芝浦電気(TOSHIBA)「かなりやK、5YC−763」

  59.松下電器産業(NATIONAL)「EA−305」その1 (修理依頼品)

   → 修復内容詳細

  61.松下電器産業(NATIONAL)「AX−340」 (修理依頼品)

   → 修復内容詳細

  62.大阪音響(ONKYO)「OS−195」その1 (修理依頼品)

   → 修復内容詳細

  65.松下電器産業(NATIONAL)「CX−435」その1 (修理依頼品)

   → 修復内容詳細

  66.八欧電機(GENERAL)「5MA−479」その1 (修理依頼品)

   → 修復内容詳細


★ コラムと関連リンク集

★ 戦前並三、並四、高一等ストレート受信機系ラジオその1

★ 戦前並三、並四、高一等ストレート受信機系ラジオその2

★ 戦前並三、並四、高一等ストレート受信機系ラジオその3

★ 戦前並三、並四、高一等ストレート受信機系ラジオその4

★ 戦前並三、並四、高一等ストレート受信機系ラジオその5

★ 戦前並三、並四、高一等ストレート受信機系ラジオその6

★ 戦前並三、並四、高一等ストレート受信機系ラジオその7

★ 戦後ST管5球スーパートランス付き系ラジオその1

★ 戦後ST管5球スーパートランス付き系ラジオその2

★ 戦後ST管5球スーパートランス付き系ラジオその3

★ 戦後ST管5球スーパー トランス付き系ラジオその4

★ 戦後ST管5球スーパー トランス付き系ラジオその5

★ 戦後ST管5球スーパー トランス付き系ラジオその6

★ 戦後ST管5球スーパー トランス付き系ラジオその7

★ 戦後mT管5球スーパートランス付き系ラジオその1

★ 戦後mT管5球スーパートランス付き系ラジオその2

★ 戦後mT管5球スーパートランス付き系ラジオその3

★ 戦後mT管5球スーパートランス付き系ラジオその4

★ 戦後mT管5球スーパートランス付き系ラジオその5

★ 戦後mT管5球スーパートランスレス系ラジオその1

★ 戦後mT管5球スーパートランスレス系ラジオその2

★ 戦後mT管5球スーパートランスレス系ラジオその3

★ 戦後mT管5球スーパートランスレス系ラジオその4

★ 戦後mT管5球スーパートランスレス系ラジオその5

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★ 戦後mT管5球スーパートランスレス系ラジオその7

★ 戦後mT管5球スーパートランスレス系ラジオその8

★ 自作真空管ラジオとその他のラジオその1

★ 自作真空管ラジオとその他のラジオその2

★ 自作真空管ラジオとその他のラジオその3

★ 自作真空管ラジオとその他のラジオその4

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誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!


1.東京芝浦電気(TOSHIBA)「かなりやFS、5UL−548」(落札価格2,000円+修復費用約1,500円・修理ランクC、修復自己度満足点数80点)



昭和35年(1960年)頃製造、mT管トランスレス、5球スーパーヘテロダイン方式、当時の定価6,150円
使用真空管 : 12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)
レストア内容 : ペーパーコンデンサー&電解コンデンサー全数交換、電源コード交換、ボリューム清掃、他清掃
 このラジオをオークションで入手した事から、突然真空管ラジオの修復に目覚める。故障原因は電源スイッチの接触不良。トランスレスの為、ノイズに弱く感電の危険もあるので、外付けでノイズフィルターと絶縁トランスを取り付けて使用する事にした。
 現在は実用機として活躍中。調子も大変良い。短波付き。小型で場所を取らなくて良い。(保守球一式確保済み)

標準トランスレス5球スーパー回路図

 最近のオークションでは同じ物が3,350円で落札されていました。

 このラジオに関しては、「かなりやのお宿」の佐藤様のページにも紹介があります。ご覧ください。

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4.松下電器産業(NATIONAL)「EA−580」(無料で譲り受け+修復費用約1,500円・修理ランクC、修復自己満足度点数75点)



昭和32年(1957年)頃製造、mT管トランスレス、5球スーパーヘテロダイン方式
使用真空管 : 12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)
レストア内容 : ペーパーコンデンサー&電解コンデンサー全数交換、ダイアル糸掛張り直し、他清掃
 これは親戚の家の台所の棚の上に現在まであった物をもらった物である。ダイアル糸が外れていただけで、故障はなかった。
短波付きだが、中波側は少し発振気味で、ピーピー音がする。トランスレスなのに木製の大型の箱に入っている物。トランスレスの為、ノイズに弱く感電の危険もあるので、外付けでノイズフィルターと絶縁トランスを取り付けて使用する事にした。現在は冬眠中!(保守球一式確保済み)

標準トランスレス5球スーパー回路図

 最近のオークションでは、同じ物がそれぞれ2,400円と2,200円で落札されていました。

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15.早川電機工業(SHARP)「6N−178」その1 (落札価格1,700円+修復費用約4,000円・修理ランクB、修復自己満足度点数80点)



昭和32年(1957年)12月21日製造、mT管トランスレス、5+1球スーパーヘテロダイン方式
使用真空管 : 12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、19A3(整流)、12Z-E9(同調指示)
レストア内容 : ペーパーコンデンサー全数&電解コンデンサー一部交換、マジックアイ交換、キャビネット再塗装、電源コード交換、他清掃
 安かったのと、トランスレスでマジックアイ付きなんで、思わず落札してしまった。レス用の新品マジックアイが手持ちで有ったもので、ついつい・・・。内部は埃も無く保存状態はよい。マジックアイを切るスイッチも付いており、ターゲットの焼け具合から見て輝度が残っているのかと期待したが、残念ながらやはり暗く結局手持ちの新品のマジックアイを取り付けた。キャビネット再塗装から電気回路修復まですべて1日で修復が完了して、楽しみが少なかった。短波付き。あまりデザインは良くない。バンド切り替えのツマミが欠品。トランスレスの為、ノイズに弱く感電の危険もあるので、外付けでノイズフィルターと絶縁トランスを取り付けて使用する事にした。現在は冬眠中!(保守球一式確保済み)

この同じ形式のラジオは、他にも修理した経験があります。詳しくはこちらと、こちら

標準トランスレス5球スーパー回路図2

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21.春日無線工業(TRIO)「形式不明」(落札価格1,500円+修復費用約1,000円・修理ランクC、修復自己満足度点数75点)



昭和39年(1964年)頃製造、mT管トランスレス、7球3バンドスーパーヘテロダイン方式(FM付き)
使用真空管 : 17EW8(FM用高周波増幅&AFC)、17EW8(FM用局部発振&周波数変換)、12BA6(FM用中間周波数増幅)、12BE6(AM用周波数変換)、12BA6(FM&AM用中間周波数増幅)、12AV6(低周波増幅)、30A5(電力増幅)、(ゲルマニウムダイオードによる検波とセレン整流器による整流、バーアンテナ内蔵)
レストア内容 : 1次側オイルコンデンサー交換、整流器交換、電解コンデンサー交換、パイロットランプ取り付け、プラケース再塗装、他清掃
 今度はFM付きの最新(?)の真空管ラジオ、3バンドトランスレススーパーに挑戦!!!一度FM放送の音を真空管ラジオで聞いて見たかったが、感度も音もあまりよろしくない。FM受信周波数は80MHz〜100MHzで、またヒーター電圧の合計が115.4Vである事より、アメリカ輸出仕様の様だが、裏蓋の記述は日本語で書いてあり、輸出仕様の国内流用品なのか、さっぱり訳がわからず???おまけに回路図が剥がれていて無い!トリオブランドの真空管ラジオは珍しいのだが・・・。ところでこの機種、ヒューズが付いていない。メーカー製なのに何故???ヒューズがついていたらしい場所も見あたらない。とりあえず0.5Aのヒューズを中継フォルダーにて取り付ける。本当に不思議な機種である???いったい、どうなってんだ〜?あー恐ろしや〜っ!短波バンドは他のラジオに比べてめちゃくちゃ感度が悪い。トリオって高周波関係の専門メーカーでしょ〜っ?3バンド設計だと、感度が犠牲にされるのかしら?それとも調整不良?
 故障の原因はセレン整流器の不良で、シリコンダイオードに交換した。意外と簡単に修復できた。それと何故かパイロットランプが付いていない。ネオンの豆球を取り付けるらしき場所があるが、豆球ソケットがあったらしい跡はないので、あるいは最初から無かったのか?とりあえずネオン管を取り付けておこう。前の持ち主がイヤホーンを取り付ける様に改造されてあったが、元に戻した。AM用バーアンテナ内蔵。ケースが熱で変形しているのと、日に焼けて黄色くなっているのが気になって、溶接されている全面パネルを何とか取り外して白く再塗装したが、状態はいまいち。トランスレスの為、ノイズに弱く感電の危険もあるので、外付けでノイズフィルターと絶縁トランスを取り付けて電源を117Vに昇圧して使用する事にした。現在はFMの実用機として活躍中。(保守球一式確保済み)

標準FM付き3バンドトランスレススーパー回路図

 最近のオークションでは、同じ物が8,500円で落札されていました。

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22.三洋電機(SANYO)「FM−300」修理依頼品・修復費用約1,000円・修理ランクC、修復自己満足度点数80点)

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昭和38年(1963年)頃製造、mT管トランスレス、6球3バンドスーパーヘテロダイン方式(FM付き)
使用真空管 : 17EW8(FM用高周波増幅&周波数変換)、12BA6(FM用中間周波数増幅)、12BE6(AM用周波数変換)、12BA6(FM&AM用中間周波数増幅)、12AV6(低周波増幅)、30A5(電力増幅)、(セレン整流器による整流)
レストア内容 : 現在動作はしているが、安全に使用したいとの依頼主の希望により、点検・レストアを実施。ネオン管のパイロットランプが点灯しないため交換。1次側オイルコンデンサー、整流器交換、他点検&清掃
 今後、末永く安全に使用してゆきたいとの依頼主の要望により、信頼性の低い部品の交換や清掃と点検を実施した。修復に関して、詳しくはこちら。(保守球一式確保済み)現在は依頼人宅で毎日活躍中?

標準FM付き3バンドトランスレススーパー回路図

 最近のオークションでは、同じ物が6,000円で落差されていました。

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23.東京芝浦電気(TOSHIBA)「6FM−20」修理依頼品・修復費用約1,300円・修理ランクB、修復自己満足度点数80点)

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昭和38年(1963年)頃製造、mT管トランスレス、6球3バンドスーパーヘテロダイン方式(FM付き)
使用真空管 : 17EW8(FM用高周波増幅&周波数変換)、12BA6(FM用中間周波数増幅)、12BE6(AM用周波数変換)、12BA6(FM&AM用中間周波数増幅)、12AV6(低周波増幅)、30A5(電力増幅)、(セレン整流器による整流)
レストア内容 : ペーパーコンデンサー全数交換、抵抗一部交換、セレン整流器交換、ダイアル糸張り替え、他点検&清掃
 FMは鳴るがAMが鳴らないとの事で修理を依頼されたが、故障原因はバンド切り替えスイッチの接点が動かなくなっており、AM系の局発が強制的に発振停止状態になっていた大変珍しい故障であった。修復に関して、詳しくはこちら。現在は依頼人宅で毎日活躍中?

標準FM付き3バンドトランスレススーパー回路図

 最近のオークションでは、同じ物が7、350円で落札されていました。

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27.松下電器産業(NATIONAL)「DX−490」その1(修理依頼品・修復費用約2,500円・修理ランクC、修復自己満足度点数80点)

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昭和36年(1961年)頃製造、mT管トランスレス、5球スーパーヘテロダイン方式
使用真空管 : 12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)
レストア内容 : ペーパーコンデンサー&電解コンデンサー全数交換、抵抗一部交換、豆球交換、整流管交換、他点検&清掃
 依頼主の思い出のラジオという事で、修復を依頼された。コンデンサーが破裂して故障したらしいが、ヒューズが大きな物に交換されており、過電流が流れて貴重な整流管のヒーターがヒューズの代わりに切れた様だ。ヒューズは定格電流の物を取り付けましょう!修復に関して、詳しくはこちら。(保守球一式、新品にて確保済み)現在は依頼人宅で毎日活躍中?

標準トランスレス5球スーパー回路図

 最近のオークションでは同じ物が3,400円で落札されていました。

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33.東京芝浦電気(TOSHIBA)「かなりやZS、5UL−534」(落札価格1,600円+修復費用1,500円・修理ランクC、修復自己度満足点数75点)



昭和37年(1962年)頃製造、mT管トランスレス、5球スーパーヘテロダイン方式
使用真空管 : 12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)
レストア内容 : ペーパーコンデンサー全数交換、電源コード交換、他点検&清掃
 安かったので、久々にmTレスを入手した。右側のツマミが欠けていて残念である。修復はコンデンサー類を交換のみで順調に鳴ってくれた。トランスレスの為、ノイズに弱く感電の危険もあるので、外付けでノイズフィルターと絶縁トランスを取り付けて使用する事にした。現在は実用機として、毎日活躍中!(保守球一式確保済み)

このラジオの音

標準トランスレス5球スーパー回路図

 最近のオークションでは、同じ物がそれぞれ4,000円と4,100円で落札されていました。

 このラジオに関しては、「かなりやのお宿」の佐藤様のページにも紹介があります。ご覧ください。

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47.松下電器産業(NATIONAL)「EA−370」修理依頼品・修復費用約6,500円・修理ランクB、修復自己満足度点数80点)

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昭和36年(1961年)頃製造、mT管トランスレス、5+1球スーパーヘテロダイン方式
使用真空管 : 12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、19A3(整流)、12Z-E8(同調指示)
レストア内容 : ペーパーコンデンサー&電解コンデンサー全数交換、豆球交換、マジックアイ新品に交換、電源コード交換、出力トランス交換、他点検&清掃
 マジックアイ付き2バンドmTレス機である。状態はまあまあ。出力トランスの1次側断線が、致命的な故障。修復に関して、詳しくはこちら。現在は依頼人宅で毎日活躍中?

標準トランスレス5球スーパー回路図2

 最近のオークションでは、同じ物がそれぞれ4,000円と6,000円で落札されていました。

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51.東京芝浦電気(TOSHIBA)「かなりやK、5YC−763」(落札価格1,000円+修復費用約1,500円・修理ランクC、修復自己度満足点数80点)



昭和38年(1963年)頃製造、mT管トランスレス、5球スーパーヘテロダイン方式
使用真空管 : 12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、50C5(電力増幅)、35W4(整流)
レストア内容 : ペーパーコンデンサー&電解コンデンサー全数交換、電源コード交換、ボリューム清掃、電源電圧を120V仕様に改造(電力増幅管を30A5から50C5へ交換)、他清掃
 実はこのラジオは僕のこの「真空管ラジオ修復記」の英語のページを見て頂いたカナダのAndrew Shinnさんから、ラジオの修復に関して質問を頂き、その解答として回路図などを僕が送った所、そのお礼として僕の所にZENITHのラジオを寄贈して頂けるとの事でした。これはそのお礼として、カナダのAndrew Shinnさんに送る事を目的に落札した物です。カナダでの電源を考慮して120Vで使用できる様に、電力増幅管を30A5から50C5へ交換して、電源電圧を120V仕様へ改造しました。当然、ケミコンも耐圧120WVから160WVの物に交換してます。現在はカナダへ向けて約1ヶ月の船旅を終え、Andrew様の家で毎日活躍中?

標準トランスレス5球スーパー回路図

 このラジオに関しては、「かなりやのお宿」の佐藤様のページにも紹介があります。ご覧ください。

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59.松下電器産業(NATIONAL)「EA−305」その1修理依頼品・修復費用約2,500円・修理ランクC、修復自己満足度点数80点)

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昭和36年(1961年)頃製造、mT管トランスレス、5球スーパーヘテロダイン方式
使用真空管 : 12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)
レストア内容 : 抵抗&コンデンサー全数交換、電源コード交換、他点検&清掃
 一応鳴るが、安全に使用するために点検&清掃を依頼される。内部にものすごく埃が溜まっている。修復はさほど時間も掛からなかった。修復に関して、詳しくはこちら。現在は依頼人宅で毎日活躍中?

標準トランスレス5球スーパー回路図

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61.松下電器産業(NATIONAL)「AX−340」修理依頼品・修復費用約1,500円・修理ランクC、修復自己満足度点数80点)

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昭和35年(1960年)頃製造、mT管トランスレス、5球スーパーヘテロダイン方式
使用真空管 : 12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)
レストア内容 : ペーパーコンデンサー全数交換、豆電球配線交換、電源コード交換、他点検&清掃
 意外と綺麗なラジオである。音は出ていたらしいが、電源スイッチが壊れたとの事で、修理&点検を依頼される。修復に関して、詳しくはこちら。現在は依頼人宅で毎日活躍中?

標準トランスレス5球スーパー回路図

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62.大阪音響(ONKYO)「OS−195」その1修理依頼品・修復費用約500円・修理ランクC、修復自己満足度点数80点)

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昭和38年(1963年)頃製造、mT管トランスレス、5球スーパーヘテロダイン方式
使用真空管 : 12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)
レストア内容 : ペーパーコンデンサー全数交換、電源コード交換、他点検&清掃
 ペーパーコンデンサーが2個しか使われておらず、修復は思ったより簡単に出来た。修復に関して、詳しくはこちら。現在は依頼人宅で毎日活躍中?

標準トランスレス5球スーパー回路図

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65.松下電器産業(NATIONAL)「CX−435」その1修理依頼品・修復費用約2,000円・修理ランクC、修復自己満足度点数80点)

 ← クリックすると、修復内容詳細がご覧になれます。

昭和34年(1959年)頃製造、mT管トランスレス、5球スーパーヘテロダイン方式
使用真空管 : 12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、35C5(電力増幅)、35W4(整流)
レストア内容 : 抵抗&コンデンサー全数交換、パイロットランプ交換、電源コード交換、他点検&清掃
 修復前から、汚れもなく大変綺麗なラジオであった。出力管が35C5なので、古いレスラジオである。修復に関して詳しくはこちら。現在は依頼人宅で毎日活躍中?

標準トランスレス5球スーパー回路図

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66.八欧電機(GENERAL)「5MA−479」その1(修理依頼品・修復費用約3,000円・修理ランクC、修復自己満足度点数80点)

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昭和36年(1961年)頃製造、mT管トランスレス、5球スーパーヘテロダイン方式
使用真空管 : 12BE6(周波数変換)、12BD6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)
レストア内容 : 抵抗&コンデンサー全数交換、電源コード交換、パイロットランプ交換、真空管交換、ダイアル糸張り直し、他点検&清掃
 オーソドックスなレス機である。中間周波数増幅段は、12BA6ではなく12BD6が刺さっていた。過去に故障があったらしく、いろいろと問題があるラジオであった。修復に関して詳しくはこちら。現在は依頼人宅で毎日活躍中?

標準トランスレス5球スーパー回路図

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ラジオの歴史は、ラジオ歴史館を参照ください。

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!


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