ナショナル「ＣＸ−４３５」修復記その１

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修理を依頼された、ナショナル（ＮＡＴＩＯＮＡＬ)の「ＣＸ−４３５」 の修復をして見ました。

修復前の様子。キャビネットは大変綺麗である。依頼主の方が、清掃を実施して頂いたとの事である。自分が今まで修復したラジオの中で、一番綺麗なラジオであろう。いつも汚れたラジオばかり修復してきたので、大変助かります！使用真空管は１２ＢＥ６（周波数変換）、１２ＢＡ６（中間周波数増幅）、１２ＡＶ６（検波＆低周波増幅）、３５Ｃ５（電力増幅）、３５Ｗ４（整流）で、出力管が３５Ｃ５なので、古いタイプのレス機である。整流管の３５Ｗ４が交換されている。

修復前の内部の様子。埃も錆も無く、大変良好である。

修復前のシャーシー内部の様子。ペーパーコンデンサーが１個絶縁不良で発熱した跡が見られるが、他は埃も少なく状態はいい。

修復が完了したシャーシー内部の様子。安全の為に、すべてのコンデンサーと抵抗を交換しました。パイロットランプも切れると困るので交換してあります。電源コードも汚れているので交換しました。

修復が完了した様子。１時間程テストして、問題もなさそうなので完了とする。是非とも大切にお使いください！

以上、修復作業時間は約４時間でした。

このラジオは、その後同じ機種を修理しました。詳しくはこちら。