ラジオ聞き比べ


(続)真空管ラジオ修復記 > ラジオ聞き比べ

真空管ラジオの音を聞いた事がない方々の為に、また音を聞き比べてみたいと要望があったので、少しだけ紹介してみたいと思います。スピーカーの近くにマイクを付けて録音したので、ハム音が強調されて聞こえますが、実際にはハム音はそんなに大きくは聞こえません。ご自慢のiPad手作りのラジオミニ送信機を接続しラジオに電波を飛ばして、ラジオのスピーカー近くにてiPod touchにて録音しました。音楽は昔良く聞いていた、オールナイトニッポンのテーマ曲のビター・スゥイート・サンバです。

75.SKILL TONE「エリミネーター」
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昭和5年頃(1930年)頃製造、ナス管使用再生検波並四ラジオ
使用真空管 : UY−227(再生検波)、UX−26B(低周波増幅)、UX−112A(電力増幅)、KX−112B(整流)

このラジオの音

105.早川電機(SHARP)「放送局型第123号受信機」その2
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昭和17年(1942年)頃製造、ST管トランスレス、高周波1段増幅(高一)ストレート方式
使用真空管 : 12Y−V1(高周波増幅)、12Y−R1(再生検波)、12Z−P1(電力増幅)、24Z−K2(整流)、B−37(安定抵抗管)

このラジオの音、(マグネチックスピーカー使用)

19.自作ST管使用並四ラジオ

平成14年8月自作、並四ストレート再生検波方式
使用真空管 : UZ−6C6(再生検波)、UY−76(低周波増幅)、6Z−P1(電力増幅)、KX−12F(整流)

このラジオの音、(マグネチックスピーカー使用)

7.メーカー不詳?戦前(第一世代)並四ミゼット型受信機(ナス管使用)、戦後改造品6球スーパー
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昭和10年(1935年)頃製造、戦後6球スーパー方式に改造された物。
使用真空管 : 6W−C5(周波数変換)、UZ−6D6(中間周波数増幅)、6Z−DH3A(検波&低周波増幅)、UZ−42(電力増幅)、KX−80K(整流)、EZ−6E5(同調指示)で組み直し

このラジオの音

33.東京芝浦電気(TOSHIBA)「かなりやZS、5UL−534」

昭和37年(1962年)頃製造、mT管トランスレス、5球スーパーヘテロダイン方式
使用真空管 : 12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)

このラジオの音

21.春日井無線(TRIO)「形式不明」

昭和39年(1964年)頃製造、mT管トランスレス、7球3バンドスーパーヘテロダイン方式(FM付き)
使用真空管 : 17EW8(FM用高周波増幅&AFC)、17EW8(FM用局部発振&周波数変換)、12BA6(FM用中間周波数増幅)、12BE6(AM用周波数変換)、12BA6(FM&AM用中間周波数増幅)、12AV6(低周波増幅)、30A5(電力増幅)、(ゲルマニウムダイオードによる検波とセレン整流器による整流、バーアンテナ内蔵)

このラジオの音

80.すべて新品で製作した、自作ST管並四ラジオ
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平成16年(2004年)組み立て、並四ストレート再生検波方式
使用真空管 : UZ−6C6(再生検波)、UY−76(低周波増幅)、6Z−P1(電力増幅)、KX−12F(整流)

このラジオの音

その他の音源もお聞きください!

<太平洋戦争開戦の臨時ニュース音声再生(一部)> (15秒)

<玉音放送音声再生(全文)> (4分40秒)

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!

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