三洋「SF−21」修復記2


(続)真空管ラジオ修復記 > 戦後mT管トランスレススーパーラジオその6 > 三洋「SF−21」修復記その2

修理を依頼された、三洋電機(SANYO)の「SF−21」 の修復をして見ました。


修復前の様子。一応鳴る様であるが、感度が悪く安全に使用する為に点検を依頼される。使用真空管は12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)である。


修復前の内部様子。依頼主の方が分解し清掃しようとしたとの事で、つまみやネジ類が外されており、全て固定されていない状態である。


修復前のシャーシー内部の様子。事故や修理の跡はない。


修復後のシャーシー内部の様子。危険な全てのペーパーコンデンサーとオイルコンデンサーを交換しました。修理費用を抑えるため、ケミコンと電源コードはそのままとしました。


キャビネットは完全分解し、水洗して綺麗さっぱりとなりました。


修復が完了したところ。柔らかな音でなってくれる。大切にお使いくださいね。

以上、修復作業時間は約4時間、交換部品代は約1,000円でした。

このラジオは以前にも修理の経験があります。詳しくはこちら

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!


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