Nike+iPod電池交換計画


(続)真空管ラジオ修復記 > Nike+iPod電池交換計画

突然ですが、Nike+iPodの電池交換を実施してみました。


ラジオの修理の無い時は、健康的にNike+iPodで走っている僕ですが、このセンサーは電池切れになると電池が交換出来ず、正規に購入すると2,200円もします。アップル社では自分で電池交換は出来ないと記載されていますが、やるなと言われるとやりたくなるのが僕なんで、iPod nanoの電池交換に引き続き、Nike+のセンサーの電池交換に挑戦してみました。センサーの分解記事は見かけますが、電池交換を実施したページは多く無い様です。ちなみにこのセンサーの電池は、稼働時間で1,000時間とスペックには記載されていますが、これは絶対ウソでその1/10程度しか持ちません。僕のも大体そんな感じでした。


一番大変なセンサーの分解は、こちらのセンサーの分解記事を参考にしました。といっても、カッターでひたすら境目を切っていくのですがね。一部分に切れ目が入ったら、後はマイナスドライバーを差し込んで無理矢理こじ開けるといった感じです。あまり力を入れると、蓋の部分が割れてしまうので、注意が必要です。


記事のとおり、圧力センサーとして圧電素子のピエゾ効果を利用しているみたいです。これはiPod nanoを分解すると見られる圧電素子と同じ物みたいですね。


内部の基板を取り出したところ。確かにこれでは自分で電池交換をするのは難しいでしょうけど、電池が無くなったら新しいのを買えという、アップル社も、もう少し環境問題に真剣に取り組むべきだと思います。まあ電池が交換できる様に作ると、コストがかさむし、アップルも儲からないでしょうけどね。


電池は大きさから推測して、CR2032でしょうかね?


電池はスポット溶接で電極が取り付けられていますので、無理矢理引っ剥がします。


予想通り、電池はCR2032が使われていました。電圧を測ってみると、0.54Vしかありませんでした。


本当は良くないのですが、電極のスポット溶接が出来ないので、半田の乗りを良くする目的で電池の電極に傷を付けて、短時間でリード線を半田付けしました。電池に熱を加えると破裂などの事故を起こす可能性が有りますので、腕に自信の無い方は絶対に真似をしないでください。あくまでも自己責任でお願いします。


元の様に、ケースに組み込みました。蓋を接着すると、次回の電池交換時に面倒なので、セロハンテープで巻いてそのまま使用することにしました。ただし1つ問題があります。電池を交換しても電池電圧低下の警告は出たままです。これは記憶されてしまっているみたいですが、問題なく使用は出来ています。


そんな訳で、開封した事で防水性能が無くなったので、専用のNikeシューズに入れずに、SwitchEasy社のRunAwayホルダーに入れて使用することにしました。これでまたしばらく安心して走る事が出来ます。ちなみに現在のNike+での走行距離は、もう少しで2,300Kmってところです。今までセンサーは5個も買ってしまいました。もっと早く電池交換できれば無駄な出費を抑えられたと後悔しています。(写真はNo.1のセンサー)


これが、僕の最新のRunデーターです。最近は、音速の1/100のスピードで1時間疾走できる様になりました!今後はフルマラソンが目標です。さ〜て、今日も走るか?ここから、皇居ランナー・デビューも果たしました!

このページは、ご自分でこの電池交換を薦めるものではありません。実施する場合は自分の持っている技術を元に、自己責任で行ってください。本ページを見て実施した結果に関して、当方は一切責任を持ちません。あくまでも技術資料の提供です。

PS.アップル社さん、センサーの売り上げを落とす様な記事を書いて、申し訳ございませんです。その代わりiPod touchを見せびらかして、僕の周りの8人がtouchを購入しました。ちょっぴり売り上げ向上に貢献してますので、許してくださいね!

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!

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