BUFFALO BSFM02欠陥に関して


(続)真空管ラジオ修復記 > BUFFALO BSFM02欠陥に関して

iPodを車内で聴く時に、FMラジオに電波で飛ばすFMトランスミッターが有りますが、自分の入手したバッファローコクヨサプライのBSFM02という製品は欠陥商品で、数日で壊れたとの口コミが、アマゾンにも多数寄せられています。またいろいろな方からのブログにも、交換したのにまた壊れたとか散々の評価が記載されています。メーカーのFAQのページには、ヒューズが飛ぶと自身では交換出来ないと記載がありますが、分解してみると下記の様にヒューズは取り付けられておらず、直結でした。リセプタブルのヒューズが付いているのかと思いましたが、それもありません。サポートに問い合わせてみると、半導体式のヒューズを使用していると回答頂きましたが、半導体式ならば過電流が解除されれば通電が回復されるはずですが、それもありません。全く的を得ないユーザーを馬鹿にした回答で頭にきたので、公開させて頂く事にしました。欠陥商品を販売しておいて修理回収にも応じないこの会社の製品は購入しない方が良いですよ!


分解してみたところ。何と被服を剥がれたどこにも繋がっていない線が2本そのまま出ている。調べたところ、これが故障の原因ではない。1本は電波の送信nアンテナに使用されており、もう1本はどこにも繋がっていなかった。こんな処理をしているお粗末な製品だったとは・・・。


基板を取り出したところ。サポート曰く、「なお、お客様にて分解・改造された場合、 弊社では一切の補償を致しかねますのでご注意願います。」だと・・・・。誰も交換しろって言ってねえよ。どうせ交換してもすぐに壊れるんだろ?


基板の裏側。調査の結果、12Vから5Vへ変換する回路の不良である。放熱が不十分で、ICチップが破壊されたのが原因。こんな回路を使わずに、自分で作製することにします。これでMADE IN JAPANなんで、日本の技術も地に落ちたもんだ・・・!まだ中国製の方が良かった!


これがFMトランスミッター本体。電源部分の故障であるので、5Vの別の電源を印可したら、正常に動作した。せっかく音も良いと評判なのに、電源の不良ですぐに使えなくなるとは・・・。

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!

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