R-45修復記
真空管ラジオ修復記モバイル > R-45修復記
<230番のラジオの修復内容詳細>
1.修復前の様子。(写真1)修復前の様子。いつもお世話になっている国産古典ラジオ委専門店の「ばざーら」さんからの修理依頼品である。使用真空管はUZ−57(高周波増幅)、UZ−57(再生検波)、UY−47B(電力増幅)、KX−12F(整流)である。
2.修復前の内部様子。(写真2)2個のシールドケースに入っているのは、高一コイルである。
3.銘板もご覧のとおり、綺麗に残っている。(写真3)
4.修復前のシャーシー内部の様子。(写真4)年代を考えると、状態は良い方であろうか?
5.修復前のシャーシー内部の様子。(写真5)改造の跡は見られないが、簡単な修理は実施された様だが、部品は全て当時のままの様だ。
6.電源回路のチョークコイルが2個並んでいる。(写真6)何故?戦前のナショナルラジオの特徴である、平滑用のチョークコイルが、B電源の+側ではなく、−側に挿入されている回路となっている。
7.修復が完了したところ。(写真7)なるべく古い部品を使うとの指示でしたので、危険なコンデンサー類と電源コードのみ新品に交換しました。抵抗類は値を測定し、使用出来そうなので、そのままとしました。
8.マグネチックスピーカーのコイルは断線しており、一般的な形状では無い。(写真8)現在は0.08mmの線を4,000回手巻きしていますが、これが結構時間が掛かり、肩が凝る仕事です。
9.ダイアル目盛りはこんな感じで、反時計回りで周波数が高くなる方向で、今のラジオとは逆です。(写真9)
10.修復が完了したところ。(写真10)電源のチョークコイルが2個もあるせいか、ハム音も無く綺麗な音が聞こえました。現在はお店で販売中でしょうかね?
パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)
真空管ラジオ修復記モバイルトップページに戻る