5P-468修復記


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<220番のラジオの修復内容詳細>

1.修復前の様子。(写真1)使用真空管は12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)である。一応鳴るらしいが、雑音がひどくて地理的な受信環境の問題なのか、ラジオ受信機の問題なのか確かめたいとの事で、修理&点検にやって来た。当地で修理前に短時間で確認したが、特に雑音もなく良好に受信出来たが、多少感度が悪い気もするので調整して改善するかもしれない。

2.修復前の裏面の様子。(写真2)清掃されており、非常に綺麗な状態である。

3.回路図とダイアル糸掛け図も綺麗に残っている。(写真3

4.修復前のシャーシー上部の様子。(写真4)汚れも少なく、状態も良いが・・・。

5.修復前のシャーシー内部の様子。(写真5)電源スイッチ兼用のボリュームが交換されている。軸も器用に延長されており、それなりの知識が有る方が、修理したらしい。問題の起きやすい出力管のカップリングのコンデンサーも交換されているが、他のコンデンサーは当時のままであるので、全て交換することにする。

6.プラスチックのキャビネットは完全分解し、洗浄してすっきり綺麗になった。(写真6)左側は日に焼けていて、若干色が薄くなっている。

7.修復が完了したシャーシー内部の様子。(写真7)全てのペーパーコンデンサーと電源コードを交換しました。電源の1次側のコンデンサーは、特別な安全規格を満たした物を使用します。調整をして完成です。

8.修復が完了したところ。(写真8)各種調整と試験後、問題無さそうなので完了とする。当地では、雑音も無く良好に受信出来ていますので、もし雑音が入るのなら、受信環境の問題だと考えられますのでご確認ください。では、末永く大切にお使いください。

パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)

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