R-626修復記
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<214番のラジオの修復内容詳細>
1.修復前の様子。(写真1)使用真空管は6W−C5(周波数変換)、UZ−6D6(中間周波数増幅)、6Z−DH3A(検波&低周波増幅)、UZ−42(電力増幅)、KX−80(整流)、EZ−6E5(同調指示)であるが、整流管は80ではなく80HKが刺さっているので、オリジナルに戻す事にする。
2.修復前の内部様子。(写真2)(球は外してあります。)調子が悪いなりに鳴ったとの事でしたので、部品の大きな故障はないと思われます。フィールド・ダイナミック・スピーカー搭載の高級機である。
3.マジックアイは、何とトーヨーの新品が付いていた。(写真3)これは貴重品である。
4.キャビネット下には、回路図も残っている。(写真4)
5.修復前のシャーシー上部の様子。(写真5)埃をエアガンで吹き飛ばし、綺麗にしました。
6.修復前のシャーシー内部の様子。(写真6)電源コードが交換されている以外、修理や故障の跡は見られない。電源とトーン調整のロータリー・スイッチのカチカチ感が無いので、分解して調整し良好になった。ボリュームもガリがひどいらしいが、現在PU切り替え用の3Pスイッチ付きVRは特注品で高価なので、相談の上PU切り替えを殺してVRを交換することにする。真空管は試験したが、出力管など一部劣化が見られた。
7.修復が完了したシャーシー内部の様子。(写真7)全てのコンデンサー類と抵抗類を交換しました。この頃の出力トランスは、巻線の材質が悪く断線の恐れがあるので、念のために交換しました。シャーシー後ろ側には、マジックアイの消灯用のスイッチを取り付けました。普段は消灯して、貴重なマジックアイの消耗を防いで大切にお使いください。
8.修復が完了したところ。(写真8)各種試験や調整後、問題なさそうなので完了とする。さすが音響メーカーだけあって、フィールドダイナミックスピーカーに加え、チョークコイルも実装した贅沢な作りなので、ハム音は少ない。是非とも大切にお使いくださいね。
9.その後依頼主の方から、ラジオを使用している様子の写真をお送り頂きました。(写真9)大切に使ってくださいね!ありがとうございました!
パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)
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