GM-520修復記
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<213番のラジオの修復内容詳細>
1.修復前の様子。(写真1)普段使っていたラジオが鳴らなくなったとの事で、修理にやってきた。マジックアイ付きのトランスレスラジオである。使用真空管は12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、19A3(整流)、12Z−E8(同調指示)である。普段から使っていたそうなので、非常に綺麗な状態である。
2.修復前の内部様子。(写真2)こちらも、汚れも少なく、大変綺麗な状態です。
3.内部の回路図もご覧の通り、綺麗に読める状態でした。(写真3)
4.貴重なマジックアイは、マジックアイテスターで輝度を確認したところ、ご覧の通り充分な輝度が残っている。(写真4)レス用の12Z−E8は現在入手ができませんので、良かったです!
5.修復前のシャーシー上部の様子。(写真5)良く見るとローレッドのツマミ軸が延長され、現代のツマミが取り付けられている。一部のツマミが紛失して、交換されたのであろうか?
6.修復前のシャーシー内部の様子。(写真6)内部は手を付けられた跡はなく、危険なペーパーコンデンサーも当時のままである。
7.修復後のシャーシー内部の様子。(写真7)全てのペーパーコンデンサーを交換しました。ケミコンは漏洩電流も少なく、このまま使用しました。ナショナルラジオ特有のパイロットランプの配線がボロボロになる現象は、このラジオではビニール被覆の線が使われていた為、大丈夫でした。電源コードは袋打ちコードがご希望との事でしたので、多少年代が不釣り合いですが交換しました。
8.修復が完了したところ。(写真8)音が出なかった原因は、半田の接触不良でした。これを見つけるのにとても苦労しました・・・。各種試験後問題無さそうなので完了とする。大切にお使いくださいね!
パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)
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