M-412修復記


真空管ラジオ修復記モバイル > M-412修復記

<207番のラジオの修復内容詳細>

1.修復前の様子。(写真1)いつもお世話になっている国産真空管ラジオ専門店の「ばざーら」さんからの修理依頼品である。使用真空管は、UZ−57A(再生検波)、UX−26B(低周波増幅)、UX−12A(電力増幅)、KX−12F(整流)である。初段のソケットが交換されているので、オリジナルは再生検波にUY−27を使っていたのであろうか?ツマミは残念ながら欠品である。

2.修復前の内部様子。(写真2)幸いな事にマグネチックスピーカーのコイルは断線していない。

3.修復前のシャーシー上部の様子。(写真3)アンテナコイルが交換されている様だ。段間トランスやチョークコイルは断線している。

4.修復前のシャーシー内部の様子。(写真4)再生検波段のソケットが交換されている他に、いろいろと修理しようとした跡が見られる。

5.内部には試験票も綺麗に残っている。(写真5

6.修復が完成したシャーシー内部の様子。(写真6)断線していたチョークコイルを新たに内部に取り付け、全ての抵抗とコンデンサーを交換しました。見えるところは出来るだけオリジナルという希望通り、外観はできるだけそのままの状態としました。

7.修復が完了したところ。(写真7)戦前の並四なんで、感度も悪いし音も大きくはなりませんが、懐かしい音を聞かせてくれます。大切に使ってくださる方に、購入頂ければ幸いです。

パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)

真空管ラジオ修復記モバイルトップページに戻る


inserted by FC2 system