三菱「5P-250」修復記


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<204番のラジオの修復内容詳細>

1.修復前の様子。(写真1)使用真空管は、12BE6(周波数変換)、12BD6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、35C5(電力増幅)、25M−K15(整流)、12Z−E8(同調指示)である。10年以上前に通電した時は正常に鳴っていたそうであるが、安全に使用する為に修理&点検にやってきた。特にこの25M−K15と言う日本独自の整流管と、マジックアイの12Z−E8は、現在は入手が非常に困難で高価な貴重品です。

2.修復前の内部様子。(写真2)トランスレス・ラジオの割には、何故か重たいのである・・・。ダイアル糸が切れていて、チューニング出来ない状態である。

3.修復前のシャーシー上部の様子。(写真3)埃の蓄積がひどかった。スピーカーがシャーシーに取り付けられており、部品交換の為にひっくり返すと安定しないのである。

4.修復前のシャーシー内部の様子。(写真4)修理や事故の跡は見られない。パイロットランプ点灯用に、小型電源トランスが付いている。

5.貴重なマジックアイは輝度が残っているのであるが、ご覧の様にまだらに光っているのである。(写真5)せっかくなのに大変残念である。

6.修復が完了したシャーシー内部の様子。(写真6)信頼性の低い全てのペーパーコンデンサーと、電源コード等を交換しました。

7.修復が完了したところ。(写真7)ダイアル糸が引っ掛かったり、細かなトラブルが有りましたが何とか完了しました。マジックアイは思ったより光らない様です。大切に末永くお使いください!

パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)

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