FM-820修復記


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<199番のラジオの修復内容詳細>

1.修復前の様子。(写真1)使用真空管は、17EW8(FM用局部発振&周波数変換)、12BA6(FM用中間周波数増幅)、12BE6(AM用周波数変換)、12BA6(FM&AM用中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、(セレン整流器による整流)である。

2.修復前の内部様子。(写真2)依頼主の方が、清掃してあるので、綺麗な状態です。パイロットランプが暗いそうであるが、回路図を見ると、整流管を使用していないので、パイロットランプ(3V/0.15A)がヒーター回路に直列に挿入されており、電源投入時に断線を防ぐ為に、パイロットランプに並列に抵抗が挿入してあるので、ヒーターが暖まって定常時には、回路上かなり暗い事が予想されるので、この状態で多分正常であると思われます。

3.回路図も綺麗に残っています。(写真3)FM付き3バンドラジオなんで、回路が複雑です。

4.修復前のシャーシー上部の様子。(写真4)依頼主の方が清掃されたとの事で、綺麗である。

5.修復前のシャーシー内部の様子。(写真5)信頼性の低いペーパーコンデンサーが数個見られるので、交換することにする。

6.修復が完了したシャーシー内部の様子。(写真6)ACラインをまたぐコンデンサーは、1次側の安全規格を満たしたコンデンサーに交換しました。

7.修復が完了したところ。(写真7)若干ハム音が大きい気がする。各種試験後、問題無さそうなので完了とする。パイロットランプは新品に交換しましたが、明るさはこれで正常です。3VのPLは現在貴重品ですが、予備球を付けておきましたので切れたら交換してください。では、大切にお使いくださいね!


パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)

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