SS-48修復記


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<193番のラジオの修復内容詳細>

1.修復前の様子。(写真1)骨董屋さんで購入し、最初は鳴っていたそうであるが、ボリューム調整が出来なくなり交換したら鳴らなくなったらしい。PU切り替えSWの配線が原因であろうか?使用真空管は6W−C5(周波数変換)、UZ−6D6(中間周波数増幅)、6Z−DH3A(検波&低周波増幅)、UZ−42(電力増幅)、KX−80BK(整流)である。

2.修復前の内部様子。(写真2)内部はそれなりに汚い状態である。電源コードが途中から別のコードが付いている。出力トランスの2次側から負帰還回路へ戻る線が切れているのは、修理の時に位相を逆に接続して発振でもしたので取り外したのであろうか???

3.修復前のシャーシー上部の様子。(写真3)埃をエアガンで吹き飛ばし、かなり綺麗になりました。

4.修復前のシャーシー内部の様子。(写真4)当時の部品がそのまま残っている。

5.ボリュームを交換したそうであるが、このラジオのPU切り替え端子は3点接触の特殊な接点なので、現在のトランスファー接点では使用出来ません。(写真5)音が鳴らなくなった原因はここでしょう。また他の配線も一部ミスも有りましたので修正しておきました。

6.回路図はかろうじて残っていた。(写真6

7.修復が完了したシャーシー内部の様子。(写真7)全ての抵抗類とコンデンサー類を交換し、電源コードとボリューム等も交換してあります。高圧が掛かるトランスのエンパイアチューブも交換しましたので、安心です。また断線が心配な出力トランスも交換してあります。なお、PU切替は出来ません。

8.修復が完了したところ。(写真8)各種試験後問題なさそうなので完了とする。是非とも末永く大切にお使いください。



パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)

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