DX-330修復記


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<169番のラジオの修復内容詳細>

1.修復前の様子。(写真1)一応鳴るらしいが、末永く安全に使用してゆくために、修理&点検を依頼される。使用真空管は、12SA7−GT(周波数変換)、12SK7−GT(中間周波数増幅)、12SQ7−GT(検波&低周波増幅)、35L6−GT(電力増幅)、35Z5−GT(整流)と、GT管トランスレスラジオの標準構成である。

2.修復前の内部様子。(写真2)裏蓋に、ループアンテナが見られる。

3.修復前のシャーシー上部の様子。(写真3)セミトランスレス方式で、オートトランスで若干B電圧を昇圧し、またパイロットランプにも点灯している。ACラインの両側にヒューズが付いているが、これもまたとんでもなく大きな電流のヒューズが付いていた。これでは全然役に立ちません。

4.修復前の内部の様子。(写真4)当時のままの、ペーパーコンデンサーが汚い。

5.修復後のシャーシー内部の様子。(写真5)信頼性の低い、全てのペーパーコンデンサーを交換しました。ケミコンは汚いのですが、漏洩電流も多くなく、このままとしました。電源コードも交換し、ダイアル可動部分も注油して、動きがスムーズになりました。キャビネットは水洗し、すっきりしました。

6.修復が完了したところ。(写真6)柔らかな音で鳴ってくれます。真空管は試験しましたが、全体的にかなり劣化している様です。今のうちに、予備を用意することをお薦めします。大切にお使いくださいね!

パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)

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