エルマン修復記


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<168番のラジオの修復内容詳細>

1.修復前の様子。(写真1)思ったより綺麗で状態は良い。一応鳴るらしいが、だんだんと音が小さくなってくるという事である。使用真空管は、UY−56(再生検波)、UX−12A(電力増幅)、KX−12F(整流)の並三ラジオである。

2.修復前の内部様子。(写真2)戦前のラジオとは思えない程、シャーシーの状態も良い。

3.銘板も綺麗に残っている。(写真3

4.修復前のシャーシー上部の様子。(写真4)戦前のラジオの割には、汚れや錆も少なく良好である。

5.修復前の前面の様子。(写真5)スピーカーのコーン紙の破れも無く、ダイアル目盛りの状態も良好である。

6.修復前のシャーシー内部の様子。(写真6)段間の低周波トランスが断線の為に取り外されて、抵抗結合に改造されている。またケミコンなど一部に最近の部品が使用されている。

7.修復が完成したシャーシー内部の様子。(写真7)オリジナルの回路の低周波トランスによる結合に戻しました。安全の為に全ての抵抗とコンデンサーを交換しました。電源コードはプラグをオリジナルとして交換してあります。なんとヒューズには4Aが付いていました。これでは全然役に立ちません。3球なんで、0.5A程度でも充分です。パイロットランプは6.3V様が付いていましたが、2.5Vで点灯しているため暗いので交換しました。

8.修復が完了したところ。(写真8)パイロットランプは点灯しているのですが、周りが明るすぎて良く解りません。内部はオリジナルの回路に戻してあります。真空管は試験すると、再生検波のUY−56がかなり劣化したいたので音が小さく、交換して良くなりました。また出力管のUX−12Aも弱ってきています。これは現在大変高価で貴重な球なので、このままとしました。状態の良いラジオなんで、是非とも大切にお使いくださいね!

パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)

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