修復記


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<166番のラジオの修復内容詳細>

1.修復前の様子。(写真1)使用真空管は、12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、19A3(整流)、12Z-E8(同調指示)である。当時のこのラジオの定価は8,700円で、当時の公務員の初任給は10,800円という事から考えて、それなりに高価だったんですね!

2.修復前の内部様子。(写真2)若干油汚れが見られる。

3.今はもう入手出来ないレス用のマジックアイ12Z−E8の輝度も、マジックアイテスターで確認したところ、ご覧のとおりかなり明るい。(写真3)こんなに明るいマジックアイは大変貴重です。後で確認したのですが、どうも内部の接触が悪く、消える事がありました。軽くたたくと点灯します。ベースの半田付けの接触不良では無い様です。とても残念です。

4.修復前のシャーシー内部の様子。(写真4)大きな事故や改造や修理の跡は見られない。

5.修復前のシャーシー上部の様子。(写真5)電力系の抵抗が経年変化で茶色く焼けている。

6.プラスチックキャビネットは、水洗いにより、汚れを落とす事にしました。(写真6

7.修復が完了したシャーシー内部の様子。(写真7)信頼性の低い全てのペーパーコンデンサーを交換しました。パイロットランプもゴムブッシュが劣化していて危険なので、交換しました。電源コードも念のために交換しておきました。

8.修復が完了したところ。(写真8)各種試験を実施後、問題無さそうなので完了とする。大切にお使いくださいね!

パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)

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