UX-470修復記
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<156番のラジオの修復内容詳細>
1.修復前の様子。(写真1)使用真空管は12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、35C5(電力増幅)、35W4(整流)である。真空管を試験したところ、一部劣化が見られる。中波専用で、ツマミも音量と選局のみで、極めてシンプルである。
2.修復前の内部様子。(写真2)それなりに汚れているのであるが・・・。最初は鳴っていたが、依頼主の方が清掃したら、通電しなくなったとの事で、どこか断線たのか?あるいはボロボロのPLの配線がショートして、ヒューズでも飛んだのであろうか?下手をすると高価な整流管の35W4が、断線してしまいます。特にナショナル製のラジオは、PLの配線がボロボロになっている為に、むやみに通電するのは大変危険です!
3.修復前のシャーシー上部の様子。(写真3)内部はキャビネットの天井部分も含め、ずいぶん黒ずんでいる。何か炭化した様であるが、内部で抵抗などが燃えた跡はない。
4.修復前のシャーシー内部の様子。(写真4)ペーパーコンデンサーが絶縁不良による発熱で、パラフィンが溶けている。年代を考えると、少し汚すぎる気がする。
5.修復後のシャーシー内部の様子。(写真5)全てのペーパーコンデンサーを交換しました。電源コードも交換しました。パイロットランプは球切れで、交換しました。ケミコンも漏洩電流が大きかったので、念のために交換してあります。ボリュームもガリが多くて交換しました。
6.修復が完了したところ。(写真6)キャビネットも洗浄して綺麗になりました。テストして問題無さそうなので、完了とする。大切に使ってくださいね!
パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)
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