BL-240修復記その2


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<155番のラジオの修復内容詳細>

1.修復前の様子。(写真1)使用真空管は、6W−C5(周波数変換)、UZ−6D6(中間周波数増幅)、6Z−DH3A(検波&低周波増幅)、UZ−42(電力増幅)、KX−80BK(整流)、EZ−6E5(同調指示)である。すべてオリジナルのナショナル製が付いていた。マジックアイは点灯せず。真空管は試験したが、残念ながらかなり劣化していた。リサイクルショップで購入し、一応鳴るそうであるが、安全の為にレストアを依頼される。真空管ラジオを安全に使用する為には、点検修理が重要です!また、このラジオは以前にも修理した事があります。

2.修復前の内部様子。(写真2)内部はある程度清掃がされており、そんなに汚くはない。ナショナルラジオ特有の、豆電球の配線がボロボロで、所々ビニールテープで修復されている。出力トランスが切れた様で、交換されている。

3.修復前のシャーシー上部の様子。(写真3)依頼主の方がある程度、清掃して頂いたので、まあまあ綺麗である。

4.修復前のシャーシー内部の様子。(写真4)真ん中のボリュームが交換されているが、この機種はスイッチ付きが不要なのに、スイッチ付きが付いている。スイッチは遊んでいる。またツマミがローレッドタイプなのに、交換されたボリュームはネジ止め式なので、ツマミが取り付けられず、どおりで真ん中のツマミが欠品な訳だ・・・。他のコンデンサー類はオリジナルのままで、交換された跡はない。

5.キャビネットは完全分解し、全面パネルは水で洗浄し、本体は家庭用洗剤で汚れを落とし、サランネットは張り替えを実施し、綺麗になりました。(写真5

6.修復が完成したシャーシー内部の様子。(写真6)安全の為に全ての抵抗類やコンデンサー類を新品に交換してあります。ボロボロで危険なな配線もすべてやり直しています。電源コードは袋打ちコードと丸形プラグに交換しました。マジックアイは、比較的安いGT管の6E5Cに交換し、ソケットもオクタルに換えてあります。輝度低下防止の為に、後ろ側にマジックアイ消灯用のスイッチを取り付けました。普段は消灯して、輝度低下を防止してお使いください!

7.修復が完成したところ。(写真7)ツマミは別途ナショナルラジオから取った物を使用してます。各種調整後、テストして問題無さそうなので完了とする。大切に末永くお使いください!よろしくお願いします!

パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)

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