ナショナル「UA−645」修復記


(続)真空管ラジオ修復記 > 戦後mT管トランス付きスーパーラジオその4 > ナショナル「UA−645」修復記

修理を依頼された、松下電器産業(NATIONAL)の「UA−645」 の修復をして見ました。


修復前の様子。一応鳴るらしいが、安全に使用するために修理&点検にやってきた。使用真空管は、6BE6(周波数変換)、6BD6(中間周波数増幅)、6AV6(検波&低周波増幅)、6AR5(電力増幅)、6X4(整流)、EZ−6E5(同調指示)である。


修復前の内部様子。年代相応であろうか?


パネル前面には、残念ながらひびが入っている。輸送事故ではなく、前から有ったとの事でした。


修復前のシャーシー上部の様子。ナショナルラジオ特有のボロボロの豆球の配線と電源コードが交換されている。


修復前のシャーシー内部の様子。コンデンサーなどは交換されていない。


マジックアイは、消灯用のスイッチが付いているのにかかわらず、ほとんど輝度が残っていない。


修復後のシャーシー内部の様子。全てのペーパーコンデンサーを交換しました。ケミコンは漏洩電流を計測しましたが、十分少なかったので、このまま使用する事にしました。


修復が完了したところ。マジックアイは新品に交換しました。普段は消灯して、輝度の低下に注意して大切にお使いください。

以上、修復作業時間は約6時間、交換部品代は4,300円でした。

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!


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