コロンビア「R−622」修復記


(続)真空管ラジオ修復記 > 戦後ST管スーパーラジオその6 > コロンビア「R−622」修復記

修理を依頼された、日本コロンビア(COLUMBIA)の「R−622」 の修復をして見ました。


修復前の様子。突然音が鳴らなくなったそうである。使用真空管は、6WC5(周波数変換)、UZ−6D6(中間周波数増幅)、6Z−DH3A(検波&低周波増幅)、6Z−P1(電力増幅)、KX−80HK(整流)である。


修復前の内部様子。年代相応であろうか?それなりに汚れている。


修復前のシャーシー上部の様子。ダイアル糸が切れており、チューニング出来ないので、PU端子にMP3プレーヤーを接続して音楽を聴いていたとの事ですが、突然音が聞こえなくなったそうである。


修復前のシャーシー内部の様子。コンデンサーなど当時のままである。この状態で使用していたのだから、かなり危険である。


修復が完了したシャーシー内部の様子。信頼性の低いペーパーコンデンサーと、ケミコンを交換しました。故障の原因の出力トランスも交換しました。


修復が完了したところ。ダイアル糸も張り替え、チューニングも出来ます。柔らかな音でラジオをお楽しみください。

以上、修復作業時間は約8時間、交換部品代は約3,000円でした。

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!


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