オンキョウ「OS−38」修復記その3


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修理を依頼された、大阪音響(ONKYO)の「OS−38」 の修復をして見ました。


修復前の様子。使用真空管は6W−C5(周波数変換)、UZ−6D6(中間周波数増幅)、6Z−DH3A(検波&低周波増幅)、UZ−42(電力増幅)、KX−80HK(整流)、EZ−6E5(同調指示)である。


修復前の内部様子。年代の割に綺麗である。


修復前のシャーシー上部の様子。埃は少ないが、多少汚れている。


修復前のシャーシー内部の様子。出力管のカップリングコンデンサーのみが交換されており、他はオリジナルである。


埃が内部に溜まっていた前面パネルは、分解して洗浄して綺麗になりました。


修復が完了したシャーシー内部の様子。全ての抵抗とコンデンサーを交換しました。巻き線が断線の予想される出力トランスとチョークコイルも交換しましたので、安心です。シャーシー後ろにマジックアイの消灯用のスイッチを付けましたので、普段は消灯して輝度の低下を防止してください。


修復が完了したところ。調子よくガンガン鳴ってくれる。各種試験と調整を実施しました。大切に末永くお使いくださいね。

以上、交換部品代は約7,200円、修復作業時間は約10時間でした。

この同じ形式のラジオは、他にも修理経験があります。詳細はこちらこちら。このラジオは、ラジオ工房のここにも修理記録がありました。

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!

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