日立「B−568」修復記


(続)真空管ラジオ修復記 > 戦後mT管トランスレススーパーラジオその7 > 日立「B−568」修復記

修理を依頼された、日立製作所(HITACHI)の「B−568」 の修復をして見ました。


修復前の様子。アンティークショップで動作確認後購入したが、家に帰って清掃を実施して30分くらい鳴らしたら、突然音が出なくなったそうだ。使用真空管は、12BE6(周波数変換)、12BD6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、35C5(電力増幅)、35W4(整流)である。


修復前の内部様子。清掃したとの事で、割と綺麗である。


修復前のシャーシー上部の様子。音が出なくなった原因に、出力トランスの断線を疑ったが、導通があり、断線していないみたいだ。


修復前のシャーシー内部の様子。修理や事故の跡は見られない。信頼性の低いペーパーコンデンサーもそのまま残っている。


修復が完了したシャーシー内部の様子。全てのペーパーコンデンサーを交換しました。ブロック型ケミコンは漏洩電流を計測し、使えるレベルだったので、そのままとした。


修復が完了したところ。大きな柔らかな音でガンガン鳴ってくれる。大切にお使いください!

以上交換部品代は約1,500円、修復作業時間は約5時間でした。

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!

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