シャープ「6A−137」修復記その2
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修理を依頼された、早川電機工業(SHARP)の「6A−137」 の修復をして見ました。
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修復前の様子。一応鳴るそうであるが、今後安全に末永く使用するために修理&点検にやってきた。使用真空管は6BE6(周波数変換)、6BA6(中間周波数増幅)、6AV6(検波&低周波増幅)、6AR5(電力増幅)、5M−K9(整流)、6Z−E1(同調指示)である。キャビネット上部に若干剥がれがある。
修復前の内部様子。汚れがすごかった。
マジックアイは、トーヨー製に交換されており、ご覧の様にかなり明るい。
修復前のシャーシー上部の様子。汚れがすごく、エアガンで汚れを吹き飛ばしました。
修復前のシャーシー内部の様子。事故や修理の跡は見られない。
修復後のシャーシー内部の様子。全てのペーパーコンデンサーを交換しました。ケミコンは漏洩電流も少なく、このままとしました。シャーシー後ろにマジックアイの消灯用のスイッチを取り付けましたので、普段は消灯して輝度の低下を防止してお使いください。
修復が完了したところ。ガリがあったボリュームは特殊な2段なので交換出来ず、分解して接点復活剤を塗布して良好となりました。各種試験後、問題なさそうなので完了とする。末永く大切にお使いください!
以上、交換部品代は約1,500円、修復作業時間は約8時間でした。
このラジオは以前に同型の修理経験があります。詳しくはこちら。
誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!
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