ナショナル「形式不明」修復記


(続)真空管ラジオ修復記 > 戦前〜戦時中〜終戦直後のラジオその4 > ナショナル「形式不明」修復記

修理を依頼された、松下無線(NATIONAL)の「形式不明」 の修復をして見ました。


修復前の様子。使用真空管は、UY−56(再生検波)、UX−26B(低周波増幅)、UX−12A(電力増幅)、KX−12F(整流)である。いつもお世話になっている国産古典ラジオ委専門店の「ばざーら」さんからの修理依頼品である。キャビネットは無く、シャーシーのみの修理である。


修復前の内部様子。いい加減な修理で目茶苦茶状態である。一から組み直しが必要らしい・・・?何が何だか、良く解りません?!


全て組み直しという事で、全ての配線や部品を取り払い、標準回路で組み立てる事にしました。電源トランスは新しい物なんで、安心出来そうです。


全ての配線をやり直したところ。綺麗にすっきり組み立てました。


修復が完了したところ。安心して使用出来ます。出力トランスが付いているので、スピーカーはダイナミック型を直接接続できます。現在はお店で販売中?

以上、修復作業時間は約14時間、交換部品代は約2,600円でした。

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!

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