謎の真空管試験器


(続)真空管ラジオ修復記 > 謎の真空管試験器

最近オークションで入手した、謎の真空管試験器をレストアしてみる事にしました。


入手した時の様子。状態はあまり良くなさそうです。キャビネットには錆が見られます。まあ1,000円と安価で落札出来たので、良しとしましょう!真空管試験器はTV−7(”ラジオ工房”内尾様ページ参照)などが有名ですが、現在では入手も困難で、大変高価です。原理的には簡単なんで、手作りも可能(”ラジオ少年”原様ページ参照)な様です。ソケットは、GT管用オクタル(8ピン)、ST管用UT(7ピン)、Ut(7ピン小)、UZ(6ピン)、UY(5ピン)、UX(4ピン)が付いています。


修復前の内部の様子。中身は電源トランスと、抵抗と、ロータリーSWです。


メーターは右側が割れていて、状態が悪いです。左側が入力電圧、右側がエミッション電流です。


切り替えツマミ。左側が入力電圧(65−70−75−80−85−90−95−100−105−110−115−120V)、右側がヒーター電圧(1.1−1.5−2−2.5−4−5−6.3−7.5−10−12−24−35V)です。入力は、電源電圧の様です。こんなに細かい設定が必要だったのでしょうか?
一番下には、8個の押しボタンスイッチがあります。1−2−3−5−6−7−8−TOPと記載があり、それぞれ真空管ソケットのピン番号(旧表示)に対応しています。押すとB電圧が印可される様ですが、B電圧は、トランス直結の交流の様です。まあ、真空管自体に整流作用があって、エミッション電流を測るだけなら、いいのでしょうか?なおエクスターミナル端子で、外部からB電圧を入力出来る切り替えSWも付いています。だんだん仕組みが解ってきました!

この機器について、何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ともお知らせください!よろしくお願いします!

・・・という訳で、現在修復中です。修復内容の詳細は順次このページでお知らせします。お楽しみに!

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