自作5球スーパーラジオ


(続)真空管ラジオ修復記 > 読者様の真空管ラジオのページその4 > 自作5球スーパーラジオ

宮城県のF.O様が製作した自作5球スーパーラジオです。


国内ではマイナーなオールGT管構成(局発・周波数変換(6SA7GT)⇒IFT-A(トリオT-28A】⇒IF増幅(6SK7GT)⇒IFT-B(トリオT-28B)⇒検波・AF電圧増幅(6SQ7GT)⇒AF電力増幅(6K6GT)、同調指示(6E5C)、整流(6X5WGT))としました。


同調指示管は安価な中国製ですがちゃんと動作します。また、近藤様が執筆されたラジオの製作記事を参考にさせて頂き、同調指示管の延命を図るための消灯スイッチを設けました。


トラッキング調整、IFTの同調も容易にクリアしましたが、AF電圧増幅段で拾うハムノイズが気になりましたので、高抵抗によるグリッドリークバイアス方式をカソードバイアス式に変更し、ボリューム関連の引回し線をツイステッドペア線等に変更して解決しました。


ストレート式とスーパー式を比較して見ましたが、感度・選択度共にスーパー式の方が優れています。特に長いアンテナを使用した場合の選択度は圧倒的に優れています。使用したIFTが帯域を3段階に切替えられるため、音質重視の受信も可能です。


誠文堂新光社から2007年11月16日に発売された「真空管ラジオ製作ガイド」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!

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