「3球レフレックスラジオキット」作製記


(続)真空管ラジオ修復記 > 自作ラジオとその他のラジオその1 > 「3球レフレックスラジオキット」作製記

組み立てを依頼された、神戸電子サービスの「3球レフレックスラジオキット」 の組み立てをして見ました。


組み立て前、シャーシー加工がされていない状態であるので、少々時間が掛かるであろう。シャーシーが少々小さい気がする。使用真空管は6EW6(高周波&低周波増幅)、6SN7−GT(電力増幅)、6W4−GT(整流)で、mT管とGT管の混成である。これらの球は、ラジオではあまり馴染みのない真空管ばかりである。今となっては真空管も入手も難しいであろうから、新品で比較的入手し易い真空管を集めて、回路を組んでキットとしたのであろう。現在では、真空管ラジオキットとして販売している会社は少なくなってきていますので、その意味では、貴重でパーツ集めには脱帽します!また、神戸電子サービス様は、オリジナルで管球用のトランスやコイル類を作製しておられるので、我々にしてみれば大変助かる存在なのですが!自分も何度かお世話になっておりました。このラジオに関しての詳細は、電子工作バイブルに紹介されています。


シャーシーの加工が完成した所。大きさが小さいので、部品の配置に苦労しました。バリコンの取り付け金具もアルミ板で自作しました。バーニアダイアルも取り付ける予定です。


シャーシーに部品を取り付けた所。どうです?タイトルやスイッチの表示には、自分が好んで使うコムデック社製の銘板革命を使用してみました。これはなかなか便利で綺麗に仕上がります。


シャーシー裏面の様子。電源トランスが縦型なので、イマイチである。個人的には伏型がラジオらしくていいのであるが・・・。


配線が完了したシャーシー内部の様子。綺麗に配線したつもりです。


製作が完了した所。レフレックスラジオなんで発振もするが、昔の音がする。不安定なレフレックス回路が、昔のラジオを彷彿させます。是非とも大切にご愛用ください!

以上作製作業時間は、約12時間程度でした。

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