七欧無線「6S-23」修復記


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修理を依頼された、七欧無線(NANAOLA)「6S−23」型 の修復をして見ました。


修復前の様子。ツマミが1個と裏蓋が欠品である。使用真空管は6W−C5(周波数変換)、UZ−6D6(中間周波数増幅)、6Z−DH3A(検波&低周波増幅)、UZ−42(電力増幅)、KX−80HK(整流)、EZ−6E5(同調指示)である。マジックアイが欠品である。


修復前のキャビネット内部の様子。年代相応の汚れ方で、所々錆も見られる。


修復前のシャーシー内部の様子。大きな故障や事故も無かった様だ。割と綺麗である。


キャビネットは完全分解して、ダイアル窓を洗浄し、飾り金具を再塗装を実施することにする。スピーカーパネルは、ずいぶん日に焼けて黄色く変色している。


ダイアル飾り金具や、スピーカーパネルを再塗装した所。大変綺麗になりました。


電気配線の修復が完成したシャーシー内部。全ての抵抗・ペーパーコンデンサー・電解コンデンサーを規格に余裕をもった新品に交換し、劣化した一部の配線も交換しました。


修復が完成した所。トーン切り替えによって、ダイアル照明が切り替わるしゃれた仕組みになってます。ツマミは後ほど古いラジオの中古品を秋葉原から買ってきて取り付けました。1時間程度テストして、問題が無さそうなので完了とする。是非とも大切にお使いください。

以上、ここまでの修復作業時間は約10時間程度でした。


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