EA-685修復記2


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<232番のラジオの修復内容詳細>

1.修復前の様子。(写真1)物置を整理していたら、父親の形見のラジオが出てきて、是非とも音を聴いてみたくなって修理にやって来た。通電したら煙が出たそうである。パネルはかなり汚れが目立つ。使用真空管は6BE6(周波数変換)、6BD6(中間周波数増幅)、6AV6(検波&低周波増幅)、6AR5(電力増幅)、6X4(整流)、6Z−E1(同調指示)である。

2.修復前の内部様子。(写真2)年代相応の埃が堆積している。

3.マジックアイの輝度はご覧のとおり、結構明るい。(写真3)最近はマジックアイは高価で貴重な為、本当に良かったです。

4.修復前のシャーシー上部の様子。(写真4)埃でかなり汚れている。ナショナルラジオ特有の、パイロットランプ用は線が、ボロボロである。

5.修復前のシャーシー内部の様子。(写真5)改造や修理の跡は見られず、信頼性の低いペーパーコンデンサーもそのままである。

6.前面のパネルは外して洗浄し、ヤニが落ちてすっきり綺麗になりました。(写真6

7.修復が完了したシャーシー内部の様子。(写真7)信頼性の低い全てのペーパーコンデンサーを交換し、絶縁不良のロータリーSWのB電圧回路をバイパスし、1次側が断線していた出力トランスも交換しました。

8.修復が完了したところ。(写真8)各種試験後、問題なさそうなので完了とする。柔らかい音で鳴ってくれます。形見のラジオ、大切にお使いくださいね!


パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)

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