M-57修復記


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<227番のラジオの修復内容詳細>

1.修復前の様子。(写真1)いつもお世話になっている国産古典ラジオ委専門店の「ばざーら」さんからの修理依頼品である。使用真空管は、UY−57(再生検波)、UX−26B(低周波増幅)、UX−12A(電力増幅)、KX−12F(整流)である。ツマミは外してある。

2.修復前の内部様子。(写真2)キャビネットに虫食いが見られ、粉が落ちてくる。シャーシーに錆は少ない様だ。

3.銘板もこのとおり残っている。(写真3

4.修復前のシャーシー上部の様子。(写真4)かなりの埃が積もっていた。

5.修復前のシャーシー内部の様子。(写真5)修理や改造の跡は見られない。チョークコイルと段間の低周波トランスが断線している。幸いな事に、マグネチックスピーカーのコイルは導通があった。

6.このラジオの電源プラグは、ご覧の様に刃の部分が平らではなく、丸い棒状である。(写真6)現在のソケットには挿す事が出来ない。昔はこんなプラグの規格が有ったのであろうか?初めて見る形状なのである!

7.修復が完了したシャーシー内部の様子。(写真7)全ての抵抗やコンデンサーを交換し、断線していたチョークコイルと低周波トランスを交換しました。シャーシー上部は当時のままの外観としてあります。電源コードも新品の袋打ちコードに交換しました。

8.修復が完了したところ。(写真8)キャビネットもかなり綺麗になりました。少し再生が強めでピーピー音が大きいが、戦前のラジオの独特な音を楽しませてくれる。絶縁試験など良好であった。問題無さそうなので完了とする。

パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)

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