OS-195修復記


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<201番のラジオの修復内容詳細>

1.修復前の様子。(写真1)使用真空管は、12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)である。このラジオは以前にも修理した経験があります。

2.修復前の内部様子。(写真2)オークションで完動品として落札したが、5分程度鳴らしたらヒューズが飛んだそうである。レストアしていない真空管ラジオは危険ですので、使う前に必ず安全点検をお奨めします!

3.シャーシー内部には、それなりの汚れが見られる。(写真3

4.キャビネットの下側には、きちんと回路図も貼られている。(写真4)昔は故障したら修理して使うのが当たり前だった時代である。

5.修復前のシャーシー内部の様子。(写真5)危険なペーパーコンデンサーは3個しか使われていない。

6.修復前のシャーシー上部の様子。(写真6)結構汚れていたので、清掃しておきます。

7.良く内部を見てみると、電源1次側のペーパーコンデンサーが膨張して電極が飛び出て破裂していた。(写真7)ヒューズが飛んだのはこれが原因であろう。

8.プラスチックのキャビネットは完全に分解して、綺麗に洗浄しすっきりしました。(写真8

9.修復が完了したシャーシー内部の様子。(写真9)危険なペーパーコンデンサーを交換し、汚い電源コードも交換しておきました。パイロットランプも球切れ防止の為に、新品に交換してあります。ヒューズホルダーも固定が悪いので、交換しておきました。ケミコンはケミコンテスターで検査しましたが、漏洩電流も少なく良好でした。

10.修復が完了したところ。(写真10)柔らかな音を聴かせてくれます。各種試験後、問題無さそうなので完了とする。大切にお使いください!

パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)

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