OS-33修復記


真空管ラジオ修復記モバイル > OS-33修復記

<176番のラジオの修復内容詳細>

1.修復前の様子。(写真1)使用真空管は、6W−C5(周波数変換)、UZ−6D6(中間周波数増幅)、6Z−DH3A(検波&低周波増幅)、UZ−42(電力増幅)、KX−80BK(整流)、EZ−6E5(同調指示)である。真空管は試験したが、DH3Aと42がかなり劣化していた。マジックアイの6E5は、全然光らず!ツマミは1個紛失したらしく、別のが付いている。

2.修復前の内部様子。(写真2)状態はまあまあかな?内部に埃が2〜3mm積もっていて、かなり汚い!良く見ると、スピーカーが同じオンキョウ製の物に交換されているが、大きさが若干小さく、かろうじて1本のネジで止められている。

3.修復前のシャーシー上部の様子。(写真3)エアーガンで埃を吹き飛ばし、かなり綺麗になりました。ダイアル糸が切れています。

4.修復前のシャーシー内部の様子。(写真4)埃を吹き飛ばしたら、当時の姿が見えてきました。改造や修理や事故の跡は見られません。

5.キャビネットの上部は、かなり塗装も剥げて、サランネットも破けたりしている。(写真5)依頼主の方の御希望により、キャビネットは再塗装せずこのままとするが、サランネットは張り替えを実施する事とする。

6.電気配線の修復が完了したところ。(写真6)すべての抵抗類とコンデンサー類を交換しました。電源コードもパイロットランプも交換してます。ボリュームはガリがひどく、分解して接点復活剤で接点を清掃し、かなり改善されました。この型のボリュームは接点が特殊で、新品に交換する事が出来ません。調べてみると、スピーカーに付いている出力トランスの1次側が断線しており、こちらも交換した。

7.修復が完了したところ。(写真7)サランネットを張り替えたので、見た目の印象は、大分良くなりました。マジックアイは新品に交換してあります。ツマミはとりあえず3個ともサトーパーツのK−2056というツマミを取り付けました。各種調整と絶縁試験等を実施し、問題無さそうなので完了とする。大切にお使いください!

パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!)

真空管ラジオ修復記モバイルトップページに戻る


inserted by FC2 system