5MA-345修復記
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<158番のラジオの修復内容詳細>
1.修復前の様子。(写真1)使用真空管は12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)である。真空管を試験したところ、どれもかなり良好で、あまり使用されなかったらしい。金属製の全面のサランネットに、若干の錆が見られる。
2.修復前の内部様子。(写真2)一応鳴るらしい。出力トランスが交換された痕があるが、途中で線が繋がれていたり、あまり上手な交換ではない!
3.修復前のシャーシー上部の様子。(写真3)保存状態が良く、キャビネットを含めほとんど汚れはない。
4.修復前のシャーシー内部の様子。(写真4)一度修理の手が入ったらしく、数個のコンデンサーが交換されたり、ケミコンが追加されたりしている。
5.修復後のシャーシー内部の様子。(写真5)信頼性の低いペーパーコンデンサーやオイルコンデンサーを交換しました。ブロック型ケミコンも怪しいので、交換しました。何故かパイロットランプに12Vの球が付いていたので、正規の6.3Vの電球に交換しました。念のために電源コードも交換しました。
6.通電テストしてみると、何故か音が異常に小さく歪んでいる。(写真6)交換されたと思われる出力トランス(右側)は、インピーダンスの記載も無く、どうやらインピーダンスが合っていないらしい。きちんとしたインピーダンスの出力トランス(左側)に交換したところ、音も大きく正常になった。
7.修復が完了したところ。(写真7)各種絶縁試験を実施したが、結果も良好であった。大切にお使いください!
パソコン版の詳細な修復内容はこちらです。(PC版なので、携帯からは重たいです!注意!
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