6石ゲルマニウムトランジスタラジオキット製作記


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組み立てを依頼された浦沢商会の6石ゲルマニウムトランジスタラジオキット(TR-6000K)を組み立てて見ました。


組み立て前の前面の様子。何と1970年代のゲルマニウムトランジスターの6石スーパーラジオキットである。中学校の技術家庭科での組み立て教材用である。昔は僕もこんなキットをたくさん組み立てました。懐かしいです。ゲルマニウムトランジスターは定番の2SB56なんてのが使われている。50年以上前のキットが未組み立ての状態であるのは、大変貴重である。


組み立て前の裏側の様子。説明書も揃っている。各部品はプリント基板のパターンと同じ台紙に差し込まれている。


組み立て前のケース内部の様子。昔のトランジスターラジオは、9Vの006P電池が必須であった。


親切丁寧な組み立て説明書も付属している。


主要部品を取り付けたところ。


キットの製作が完了したところ。各部品の足が酸化しており、半田の乗りが悪くて苦労した。


組み立てが完了したプリント基板の半田面。


組み立てが完了したラジオ。トラッキング調整も完了しました。真空管ラジオの様な迫力は無いが、十分実用になる音である。大切にお使いください。


回路図はご覧のとおり。使用トランジスターは、初段から順番に、2SA52,2SA49,2SA49,2SB54,2SB56、2SB56である。

この他にも、依頼主の方が集めたゲルマニウムトランジスターラジオの組み立て説明書を頂きましたので、掲載致します。

MAX TR−6000K、 ACE AR606、 RIKEN AM62、 RIKEN AM32

以上、組み立て作業時間は約4時間でした。

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!


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