軍用無線機写真集


(続)真空管ラジオ修復記 > 軍用無線機写真集

僕の所には、世界中からいろいろなメールが届くのですが、何故か旧日本軍の軍用無線機に関する質問もやって来ます。僕は軍用無線機はあまり興味がないのですが、海外の方が所有している旧日本軍の軍用無線機をご紹介します。


カリフォルニア州にお住まいの、Peterさんの所有の軍用無線機です。使用真空管に、UX−111Bというのが使われているそうです。


沖電気製造です。


フタを開けると、メーターと電鍵が出てきます。モールス信号による通信です。


95式電信機という名称です。95式というのは、皇紀2595年(西暦1935年、昭和10年)に設計された無線機である事を示します。ちなみに有名な零戦(零式戦闘機)は、皇紀2600年の零を取っています!ちなみに今年の西暦2008年は、皇紀2668年ですので、さしずめ68式に成る訳ですね!


こちらはイタリアのDomenicoさんが所有の軍用無線機です。上部のフタの中には、受話器らしき物が見られます。こちらは音声通信が可能だったのでしょうか?


外観はこんな感じです。赤い丸いのは、スピーカーなんでしょうかねぇ?


こちらは94式1号無線機という名称らしいです。こちらも沖電気が製造したらしいです。


回路図も見られます。


これはLori Spearさんのお父さんが誰かからもらった軍用無線機らしいです。


送信機と受信機に分かれているみたいです。


大きな木製の箱にセットになって収納されています。


94式5号無線機みたいです。こちらに詳細が記載されていました。当時は軍事秘密みたいですが、現在はこちらで回路図も公開されていますね。

世の中には、軍用無線機マニアの方も多いみたいなので、参考まで紹介しました・・・。やはり戦勝国に残存する数が多いのでしょうかね?ところで、この頃の日本の電子技術・通信技術は如何ほどだったのでしょうかねぇ?

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月中旬発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!

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