iPodの修理に挑戦


(続)真空管ラジオ修復記 > iPodの修理に挑戦

突然ですが、お気に入りのiPod nano(第一世代)の修理に挑戦してみました。


毎日使っているお気に入りのiPodなんですが、ジャンク品として第一世代のiPod nanoを格安で落札しましたので、修理に挑戦しました。外観は擦り傷だらけで、液晶も横に筋が入って不良だったので、格安の1,000円で落札できました。これでiPodは4台目なんですが、車の中専用でポッドキャストを聞く為に購入してみました。


後ろ側も擦り傷だらけで、保護ケースに入れずに使った様です。まあ、車内専用で使うので、あまり気にしない事にしますが・・・。


上面のホールドスイッチも、少しメッキが剥がれていますが。


さすがに画面も傷だらけなのは気になりますので、表面のパネルは純正品を購入して、液晶と電池と共に交換することにしました。


裏蓋を外し、基板を取り出したところ。ここまで分解するのは、大変苦労します。小型軽量化の為、液晶やクリックホイールや電池などは、両面テープでケースに接着されていました。部品も細かいので、真空管ラジオの修理の様には行きません!分解するのは、専用の工具があれば便利です。分解方法の詳細はこちら


ご覧の様に、不良の液晶パネルも純正品に交換することにしました。純正品は、以前も利用したiPodパーツショップから格安で入手出来ます。部品はオーストラリアから直接国際郵便で送付されるので、少し時間が掛かりますが・・・。ところで、液晶のこの様な不良はかなり多いみたいです。構造上の不良か???


注文から約10日で、パーツがオーストラリアから到着しました。液晶パネル、交換用のフロントパネル、電池、オープン治具などです。


これがメインの液晶パネルです。


部品の交換が完了したところ。フロントパネルが白で、クリックホイールが黒の、販売している製品には無いオリジナルな色の組み合わせです?電池も交換しましたので、まだしばらくは使えそうです。車内専用機として活躍してもらう予定です。ちなみにこれでiPodの所有は4台目です。

この第一世代のiPod nanoは比較的内部を開けやすいですが、最近のiPod製品はどれも内部を開けるのに非常に苦労します。Apple社が、メインテナンスをサードパーティーに修理させない様にでしょうか・・・?修理や電池交換は自分でするなという事ですね!腕に自信の無い方は、開けない方が無難です。


調子に乗って、こんなにたくさんの初代iPod nanoを集めて修理してしまいました。どうも収集癖があるみたいです。今度iPod修復記でも始めようかしら・・・?(爆!)

PS.各種iPod系の隠しメニュー(隠しコマンド)は、センターボタンとメニューボタンを同時に長押しして、リセット(再起動)を掛けます。その後、アップルマークが出る前に、センターボタンと左の巻き戻しボタンを同時に長押ししていると、隠しメニューが出てきて各種診断が出来ます。クリックホイールではなく、右・左のボタンとセンターボタンで操作してください。最後は一番下のResetで再起動が出来ます。データは消えませんのでご安心してください。ただし、ご自分の責任で実施してみてください。運用した結果に関しては、当方は一切責任を負いません。

iPad同期・充電切り替え器作製計画もご覧下さい。iPodの音を真空管ラジオで楽しみたい方はこちら

このページは素人修理をお薦めするものではありません。修理はご自分の責任と技術で実施してください。実施した結果に関して、当方は一切責任を持ちませんのでご了承ください!中を開けた場合は、正規の保証修理の対象外となります。

当方ではこれらの製品の修理依頼やご質問は、受け付けておりません。

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月20日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!

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