蓄音機を聞いてみよう計画


(続)真空管ラジオ修復記 > 蓄音機を聞いてみよう計画


ラジオの修理も一段落ついて蓄音機に興味を持ち、手動式の蓄音機のジャンク品を安く落札出来ました。


ネジを巻いてみましたが、ターンテーブルは動きません。


蓋の内側には、オリエンタルと記載があります。


早速分解し、内部を観察する事にしました。ラッパのホーンの様に見えるのが、音を導いて大きくする仕組みらしいです。


ゴッツイメカが見られます。


あちこちに注油しましたが、動きません。


回転速度を一定に保つ機構だと思うのですが、名前がわかりません。回転すると遠心力でおもりが外側に飛び出して抵抗力を増すみたいです。3つ付いていたらしいのですが、2つしか見あたりませんし、そのうちの1つの板バネが破損して引っ掛かって回らない事が故障の原因らしいです。とりあえず壊れた1個を取り除くと回転する様になりました。3個のおもりのうち、1個しか付いていないので、回転に偏りが生じますが、何とか大丈夫です。


折れた板バネも自作しました。おもりも旋盤で自作しました。


壊れた部品を修理し、欠品だった3個のうち1個は完全に自作しました。これで安定して回転するハズです・・・。


部品を取り付けたところ。これで回転も安定すると思います。


SP盤を鳴らしてみました。アンプは有りませんが、意外と大きな音がします。(音量調整は出来ません。)回転数の微調整がレバーにて可能です。ネジを巻かないと回転数が落ちてきます。昔はこんな蓄音機でも、画期的だったんでしょうね?別途、数十枚程SP盤を入手しましたので、聞いてみようと思います。ラジオとは違った独特の音です。

電気蓄音機の修理記録は、こちらと、こちらと、こちらと、こちら

以上、修復作業時間は約4時間でした。

誠文堂新光社から2007年11月16日に発売の「真空管ラジオ製作ガイド」と、2008年12月17日発売の「ゲルマラジオ製作徹底ガイド」と、2009年10月22日に発売の「真空管レフレックスラジオ実践製作ガイド」と、CQ出版社から2010年4月19日発売の「CQハムラジオ」の一部を執筆させて頂きました。是非とも1冊ご購入をお願いします!

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